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ベトナムのEC市場規模、22年は1.8兆円に 15年比の35倍 完全無料ニュース

[2023/01/30 06:24 JST更新]


(C)Market Times 写真の拡大

  韓国の投資ファンドであるネクストランス(Nextrans)が先般発表した電子商取引(eコマース=EC)に関するレポートによると、ベトナムのEC市場規模は2015年の4億USD(約520億円)から飛躍的な成長を遂げ、2022年に約140億USD(約1兆8200億円)に拡大したと推定される。

  2018年~2022年の年平均成長率は+15.0%の高水準となっている。ベトナムのEC市場規模は今後も高成長を維持し、2025年までに320億USD(約4兆1600億円)に膨らみ、2022年~2025年の年平均成長率は+37.1%という極めて高い水準に達するものと見込まれる。

  2022年におけるベトナムのEC企業向け新規出資額は1億6160万USD(約210億円)、投資件数は17件だった。

  2022年のECサイト訪問者数ランキングでは、「ショッピー(Shopee)」の月間平均訪問者数が約8450万件で、国内最多だった。2位~5位は以下の通り。

◇2位:小売り大手テーゾイジードン投資[MWG](Mobile World Investment Corporation)傘下の「thegioididong.com」(携帯電話やタブレット、ノート型パソコンの販売に特化):5403万件
◇3位:MWG傘下の「Dien may XANH(ディエンマイサイン=グリーン家電)」(テレビや冷蔵庫、洗濯機等の家電製品の販売に特化):2082万件
◇4位:「ラザダ(Lazada)」:1679万件
◇5位:「ティキ(Tiki)」:1507万件

  この他、ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下「センドー(Sendo)」の月間平均訪問者数は約324万件で、10位につけた。

  EC市場では引き続き主要プレーヤーが他を凌駕しているものの、その殆どが依然として赤字を計上しており、黒字化できない状況が続いている。

  なお、動画投稿プラットフォーム「ティックトック(TikTok)」は2022年にベトナムで新機能「ティックトックショップ(TikTok Shop)」を導入し、ライブ配信を通じた販売を強化している。ティックトックショップでは、外部URLなどをクリックすることなくユーザーがアプリ内で取引を完了でき、近いうちに国内EC市場の強力なプレーヤーの仲間入りを果たすと見られている。


  
  
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