国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)とホーチミン市ベトナム国際金融センター(VIFCホーチミン=VIFC-HCMC)の運営機関はこのほど、「シンガポール・エアショー2026(Singapore Airshow 2026)」で、「アジア太平洋航空金融センター(AAFH)」の設立を発表した。
AAFHはVIFC-HCMC内に設置され、アジア太平洋地域の航空産業向けに国際資金を呼び込む拠点となる見通しだ。ベトナム国際金融センターの法制度を基盤に、税制優遇や資本・外貨取引の自由化、多通貨決済、資産保護制度などを提供する。
また、AAFHは、金融や空港、自由貿易、整備・修理・オーバーホール(MRO)、教育、物流を統合したワンストップモデルを採用し、航空バリューチェーンの効率化を図る。2035年までに取引規模は約500億USD(約7兆9000億円)に達する見込みとなっている。
こうした中、創設メンバーのVJCは、約600機の発注残を背景に資金需要が大きく、AAFHの初期取引を支える役割を担う。実体取引を通じて、航空金融エコシステムの形成を主導する方針だ。
さらに、VIFC-HCMCは、エアバス(Airbus)とボーイング(Boeing)に名誉戦略メンバー資格を付与した。両社は新世代機の導入と金融ソリューション分野で長期的に協力していく。
航空金融センターの設立により、国際資金と実体経済を直接結び付け、ベトナムの航空産業の高度化とホーチミン市の金融拠点化を後押しする見通しだ。
なお、VJCは同イベントで、総額61億USD(約9600億円)超の契約を締結した。主な内容は以下の通り。
◇米航空用エンジンメーカーのプラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney=PW)とのエアバスA321neo・A321XLR型機向けエンジン・整備契約
◇世界最大級の資産運用会社ピムコ(PIMCO)との航空機金融契約


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