
4日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックス、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスともに続伸した。前日までの大幅上昇を引き継ぎ、朝方は一時利益確定売りに押される場面もあったが、午後に入ると大型不動産株への資金流入や海外投資家の大幅な買い越しが支援材料となり、VNインデックスはこの日の最高値で取引を終えた。
ビングループ関連株の急騰と不動産セクターの好調
VNインデックスは前日比+14.39ポイント(+0.82%)高の1777.23ポイントで引けた。HSXの売買代金は同▲5.9%減の18兆1436億VND(約1080億円)となった。HNXインデックスは同+7.13ポイント(+2.55%)高の286.41ポイントと大幅に続伸し、売買代金同▲34.6%減の6518億VND(約39億円)となった。
不動産セクターが+2.48%上昇し、市場を牽引した。特に、ビングループ[VIC]が+2.35%、ビンホームズ[VHM]が+3.31%、ビンコムリテール[VRE]が+4.76%と揃って急騰し、3銘柄でVNインデックスの上昇分のうち13ポイント以上を寄与した。
他にも、ファットダット不動産開発[PDR]が+2.54%、ノバランド不動産投資グループ[NVL]が+1.90%上昇した一方、バンフー不動産開発[VPI]は▲2.31%下落した。
主要セクターの分化と海外投資家の買い越し
金融セクターでは分化が目立った。銀行株は、サコムバンク[STB]が+3.64%上昇した一方、利益確定売りに押されたベトコムバンク[VCB]が▲1.32%、テクコムバンク[TCB]が▲1.00%下落した。
証券株は、VIX証券[VIX]が+3.73%、サイゴンハノイ証券[SHS]が+1.28%上昇した。
海外投資家はHSXで2日連続の買い越しとなり、買い越し額は8895億1000万VND(約53億円)に上った。特にVICを4375億6000万VND(約26億円)買い越した。
自律反発と今後の見通し
銀行間金利が年0.75%と3年ぶりの低水準へ低下したことが流動性を支えた。証券各社は上昇トレンドへの回帰を予想しつつも、1770から1800ポイントの抵抗線付近では利益確定売りが強まる可能性があるとして、上昇時の追い買いを避け、調整局面での押し目買いを推奨している。
ベトナム市場は7月下旬に外部環境への懸念から調整局面が続いたが、7月30日には金融株主導で底打ちし、4か月ぶりの大幅上昇(+2.35%)を達成した。前日の8月3日も+1.56%と急反発しており、中銀によるLDR(預貸率)算定基準緩和なども追い風に、好調な企業業績を見極める展開が続くと予想される。


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