
8日の株式市場は、主要2指数がともに反落から反発した。薄商いの中で様子見姿勢が強まったものの、売り圧力の低下に加え、時価総額の大きい主力株の反発が指数を押し上げた。ただし、売買代金は両市場ともに前営業日から減少した。
主力株反発と売り圧低下が相場を支援
取引開始直後から投資家の慎重姿勢が広がり、薄商いの展開が続いた。VNインデックスは取引の大半で前営業日終値を挟んで推移したが、後場終盤にかけて買い戻された。特に、指数寄与度の高いビングループ[VIC]が前日比+1.88%上昇し、インデックスを牽引した。これによりVNインデックスは前営業日比+8.8ポイント(+0.48%)高の1830.44ポイントと反発した。HSXの売買代金は14兆1849億VND(約830億円)と前営業日比で▲17.0%減少し、相対取引は3兆4500億VND(約203億円)だった。
ハノイ市場でも、HNXインデックスが同+0.51ポイント(+0.18%)高の281.11ポイントと反発した。売買代金は同▲32.0%減の6387億VND(約円)だった。小型株のベトミー医療設備・製薬[AMV]やティエンタイン商業サービス[TTH]がストップ高の+9.09%となった一方、大手のベトナム工業団地都市開発[IDC]は▲0.95%、CEOグループ[CEO]は▲0.78%と軟調に推移し、主力株の動きは分かれた。
石油株が上昇、海外投資家は売り越し継続
セクター別では、原油価格の上昇を背景にペトロベトナムガス[GAS]が+1.93%、ペトロベトナム製油石化[BSR]が+2.66%上昇したほか、ペトロベトナム運輸[PVT]がストップ高の+6.77%となった。一方、ビンコムリテール[VRE]は▲2.96%下落した。
海外投資家はHSXで約3990億VND(約23億円)を売り越し、個別ではFPT情報通信[FPT]を約640億VND(約3億8000万円)買い越した一方、ベトコムバンク[VCB]を約870億VND(約5億1000万円)売り越した。
ハノイ市場でも海外投資家は約150億VND(約8800万円)を売り越し、ペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS]を買い越す一方、ベトナム工業団地都市開発[IDC]を売り越した。
今後の見通しとしては、9月中旬の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見姿勢が強まる可能性がある。非公式市場でのドン安(1USD=2万5890VND)や預金金利の上昇といったマクロ環境の悪化が警戒される中、FTSEラッセルによる格上げ(9月21日発効)に伴う中長期的な資金流入期待が下値を支える。短期的には主要移動平均線の回復や流動性改善を見極める必要があり、1800~1850ポイントのレンジでの慎重な取引が予想される。


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