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証券市場、3月も低迷?(1) 完全無料ニュース

[2008/03/05 20:31 JST更新]

 続落した2月が終り、3月に入っているが、市場が明るくなる展望は多くない。

 2月の最終営業日、VNインデックスは663.3ポイントまで下落し、2月1日時点での859ポイントからはかなり大きな下落となった。多くの投資家にとって想定外の出来事ではなかったか。

1) 2月:今日買っても明日には損失

 2月の営業日数が少なかったが(テト旧正月のため)、VNインデックスは大きく下落した。特に3週目(テト旧正月明け)にVNインデックスは130ポイントほど下落した。更に僅か1年でVNインデックスは500ポイントほど下落した。これはこれまでのベトナム証券市場8年間で起きたことがない事件である。

 一つの見方としては、2006年年末から2007年年初までの大幅上昇に対する反動だということだろう。

 インデックスのポイントの他、2月はまたかなり特別な月でもあった。市場はマクロ経済における混乱をこれまでになくはっきりと反映した。インフレの影響はこれまでにないほど心配されている。また現在のように投資家の心理が減退し、金融政策が大きく影響したこともなかった。こうしたことが、2月の下落を説明する3つの要因である。

 年初2ヵ月間で、消費者物価指数(CPI)は6.02%上昇し、今年のインフレ抑制目標の実現が難いことが発表された。これは、国家中央銀行が今後も厳しい金融引締め策を実施する根拠とされるだろう。

 国家中央銀行の預金準備率が引き上げられ、強制的な短期国債発行(20兆3,000億ドン)、指示第03号の修正も金融及び証券市場へ大きく影響した。ベトナムドンの不足が2月の最も懸念すべき問題となった。

 2つ目の原因としては、大手企業のIPO(新規株式公開)、企業の新株発行、株式配当、及び無償増資等による市場への供給過剰が上げられる。結局、ハノイビール・アルコール飲料(ハベコ)のIPOは延期させせざるを得なくなり、多くの他のIPOも失敗し、殆どの新規上場銘柄もストップ安を続けている(特にホーチミン証取のディエン・クアン(銘柄コード:DQC)がその例)。

 はっきりしている3つ目の原因は、投資家心理の問題である。長い期間に亘って大幅下落したことで、今日買うと明日には損をする、という状況が常態化してしまった。また実現性や具体の足りない政策は、多くの投資家の信頼を勝ち得ることなく、むしろパニック心理を誘発する要因となった。多くの口座では取引がなかった。過熱している金市場へ資本を投入する投資家が現れたり、金利の高くなった銀行預金へ資金移動を行うものが相次いだ。

 そうした2月中にも、下落が収束したかに見えた時点があったが、第4週に入って反発しようとする勢いも、ガソリン代・オイル代の値上げ決定(今後インフレをもっと上昇させる可能性がある)によってあっさりと覆された。

 しかし、2月末にはようやく、管理当局による市場支援情報も伝わり、海外投資家は買いを拡大していることから、市場には希望が全くない、ということではなくなってきている。


(2)に続く


  
  
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