多くのアジア人は、4という数字に運が良いという意味を求めることはあまりしない。禍がなければそれでよし。そうしたこともあってか、ベトナム証券市場と世界の証券市場で4月に起きたことは、2月と3月に感じた程には、多くの人を驚かせることはなかったようである。投資家も国家資本投資開発総公社(SCIC)に火消しの役割を期待してみたり、或いは国家証券委員会の支援策を呼びかけることはなくなって来ているようだ。誰も助けてはくれない、ということが次第に判明して来たからである。
1) 誰が市場を理解しているか
「政府は証券市場を続落させない」と、ハノイ証取の3周年記念日に出席したグエン・シン・フン副首相が発言した。フン副首相は、証券市場が底値をつけており、これからは売る人が損をし、買う人は勝つ、と語った。
フン副首相のこの発言を額面どおり受け取れば、政府が市場を建て直し、株価を上昇させるという決心したということになる。実際にここ1ヶ月、国家証券委員会がアドバイスを出し、投資家の心理を安定させることから、株価変動率を調整することまで、様々な対策を出している。SCICもまた、市場心理をサポートするために、幾分かの動きを見せたを。しかし、株式売買がそれ程単純であり(売れば損し、買えば勝つ)、損失しても助けてくれる人がいるという考えは、機関投資家には同意してもらうことができないだろう。
一部の証券会社が4月に開催した投資家との懇親会では、ベトナムで最も大きな投資ファンド(Dragon Capital、Indochina CapitalとPhanxipang Vietnam Fund Ltd)の責任者は、共通した考えを述べている。それは、短期には利益をもけるチャンスははっきりとしていないこと、更に、中期にも市場が上昇するための確実な根拠がまだ十分とはいえないこと、最後に自信を持って長期投資を目指すべきだということであった。
(2)に続く


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