一般に言われていることとは違い、商業銀行は担保割れ株式をまだ売却していない、そういう見方もある。とすれば、これまでに投げ売られた株はどこから来たのだろうか?
VNインデックスが550ポイントまで上昇し、HASTCインデックスが200ポイントの近くに接近した時、市場への株の供給が高い水準で続けて維持された。これが、市場が反落し回復できなかった主な要因だと考えられている。この大きな供給がどこから発生したのだろうか?という疑問に対して、多くの投資家が、商業銀行が国家中央銀行のアドバイスや首相の指導を無視して担保割れ株式の売却を続け、市場を回復を阻んだのだと考えているだろう。しかし、実際にはそうではなく、要因は他のところにある。
1) 銀行は担保割れ株式をまだ売却していない
この情報は国家証券委員会の責任者によって公開された。国家証券委員会のグエン・ドアン・フン副会長は、最近のレポートから、殆どの銀行は担保割れ株式の売却中止を厳守に守っていることを明かした。
国家証券委員会のグエン・ソン市場開発部長も、銀行は政府に対して担保株売却を止めることを約束しており、これまでに売却された分もそれ程多いものではなかったと、コメントした。
一方、経済日報紙の調査でも、殆どの商業銀行がまだ担保割れ株式を売却しないとされている。ベトナム投資開発銀行(BIDV)、VPバンク、軍隊銀行(MB)等の銀行では、担保貸付した株式の株価が基準以下に下落した場合、投資家は追加資金或いは資産を追加して担保とすることで貸付を継続する方法を採用している。また、投資家と交渉した価格で担保株を買い取るという銀行もある。
アジア商業銀行(銘柄コード:ACB)等の他の銀行では、証券担保貸付は管理できる範囲内であると認識している。ACBでは株価の30%に相当する金額しか貸付しておらず、かなり慎重に対処しているからである。
2007年に証券担保貸付を拡大した一部銀行における共通点は、投資家の誠実な協力によって、証券担保貸し付け契約が満了したケースが多いということである。ただし、新しい証券担保貸付契約は、2008年第1四半期には株価が大幅続落したこともあり、売却圧力が増加している、という。これらの銀行では国家中央銀行からの資本支援の他、他銀行との調整も必要、としている。
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