国家財政監視委員会(NFSC)は、2016年の経済予測に関するレポートの中で、2016年の国内総生産(GDP)成長率予想を+6.7~6.8%とし、経済回復は続くものの成長速度は2015年に比べて鈍化するとの見解を示した。
インフレ率について、2016年の消費者物価指数(CPI)上昇率は、国会目標の+5.0%よりも低い+3.0%と予想されている。また、輸出についてNFSCは、2016年の世界経済及び貿易活動の成長や新たな貿易協定の発効などが、輸出拡大の原動力になるだろうとコメントした。しかし、投資の増加により機械設備の輸入需要が増えるほか、輸入品目の購買力も増加することで、2016年の貿易収支は前年の▲32億USD(約3872億円)を上回る▲40億USD(約4840億円)の赤字になると予想されている。
また、2016年の海外直接投資(FDI)実行額は135億USD(約1兆6300億円)、海外送金額は140億USD(約1兆6900億円)に達することに加えて、海外投資家保有比率上限が緩和されたことにより、証券市場に流入する外資が増加する見込みとなっている。更に、政府は30億USD(約3630億円)の国際市場向け国債を発行する計画で、これらのことが外貨の安定的な確保への支援材料となる見通しだ。
このほか、NFSCは、2016年に通貨VND切り下げに対する圧力が2015年よりも高まるとの予想を示している。
インフレ率について、2016年の消費者物価指数(CPI)上昇率は、国会目標の+5.0%よりも低い+3.0%と予想されている。また、輸出についてNFSCは、2016年の世界経済及び貿易活動の成長や新たな貿易協定の発効などが、輸出拡大の原動力になるだろうとコメントした。しかし、投資の増加により機械設備の輸入需要が増えるほか、輸入品目の購買力も増加することで、2016年の貿易収支は前年の▲32億USD(約3872億円)を上回る▲40億USD(約4840億円)の赤字になると予想されている。
また、2016年の海外直接投資(FDI)実行額は135億USD(約1兆6300億円)、海外送金額は140億USD(約1兆6900億円)に達することに加えて、海外投資家保有比率上限が緩和されたことにより、証券市場に流入する外資が増加する見込みとなっている。更に、政府は30億USD(約3630億円)の国際市場向け国債を発行する計画で、これらのことが外貨の安定的な確保への支援材料となる見通しだ。
このほか、NFSCは、2016年に通貨VND切り下げに対する圧力が2015年よりも高まるとの予想を示している。