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  前日5営業日続落したホーチミン市場は、前夜の原油価格下落、米国株安を受け、朝方から投資家は慎重姿勢。ペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、ベトコムバンク[VCB]など主力株が下げて、インデックスは642まで下落したが、後場にはHSG、VCBが上昇に転じたほか、ビナミルク[VNM]が反発してインデックスを押し上げ、652付近まで上昇。しかし、終盤でVCBが下げ戻したことでインデックスはマイナスに転落し、▲0.71ポイント(▲0.11％)安の648.59で引け、6営業日続落した。但し、前日同様、値下がり銘柄数104に対し、値上がり銘柄数が115と上回っている。

  銀行株で下落はベトナム投資開発銀行[BID]1銘柄のみ。そのほか金融関連ではベトナム投資開発銀行保険[BIC]、ペトロリメックス保険株式総会社[PGI]が下落したものの、全体的には小幅上昇。鉄鋼関連はHSGのほか、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]が活発に取引されて上昇したが、ナムキム鉄鋼[NKG]の下落が目立った。不動産株は売買高トップに立ったキンバックシティーグループ[KBC]、タンタオ不動産[ITA]など多くの株が小幅上昇。16年度Q3親会社株主利益17.4倍増となったフンブオン水産[HVG]、第2四半期7割増益のドンアプラスチックグループ[DAG]が活発に取引されて2日連続ストップ高。3営業日ストップ安していたベトナムエバーピア[EVE]もストップ高に転じた。一方、フーニュアン・ジュエリー[PNJ]は第2四半期業績が黒字に転じたにもかかわらず、4営業日続落。債務の株式転換が一旦停止されたチュオンタイン木材加工[TTF]は6営業日ストップ安した。

  ハノイ市場も、▲0.48ポイント(▲0.57％)安で6営業日続落。時価総額トップ3のアジアコマーシャル銀行[ACB]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ビナコネックス[VCG]の下落がインデックスを押し下げた。前日8営業日ぶりに上昇したハノイ・キンバック農業・食品[HKB]は再びストップ安。フータイン縫製[MPT]もストップ安して3日続落。排水垂れ流し問題で9営業日続落後に4日続伸したアークオン鉱産グループ[ACM]は引き続き上昇、3日連続ストップ高している。