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  前日4営業日ぶりに反発したホーチミン市場は、米大統領選でヒラリー・クリントン候補勝利との観測が強まったことで米国株式市場が大幅反発した流れを受けプラスで寄り付き、ビナミルク[VNM]が牽引して678まで上昇。一方で、大統領選挙の行方を見極めようとする姿勢も残り、中盤は前日終値付近まで下げ戻したが、再び終盤で値ごろ感からの買いが入り、ペトロベトナムガス[GAS]、ベトコムバンク[VCB]、バオベトグループ[BVH]が上昇してインデックスを押し上げ、+2.32ポイント(+0.34％)高の676.46で引け続伸。直近5営業日の高値を付けた。但し、売買代金は1兆5051億 VND(約71億円)、前日比で▲6.1％減少した。

  売買代金でトップに立ったホアファット鉄鋼グループ[HPG]は3営業日続伸。鉄鋼株ではホアファット鉄鋼グループ[HPG] 、SMC投資貿易[SMC]が上昇する一方、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]が3営業日ぶり反落。売買高は少ないもののダイティエン鉄鋼[DTL]がストップ高し、好業績発表以降9営業日続伸。その他業種別ではゴム関連の上昇が目立ち、下落はサオバンゴムタイヤ[SRC]1銘柄のみ。建設株も堅調、ファロス建設[ROS]が活発に取引され2日連続大幅高。また、第3四半期業績悪化で5営業日続落していたDIC投資貿易[DIC]が、自律反発でストップ高。ホアンフイ投資金融サービス[TCH]もストップ高で7営業日ぶり反発した。

  ハノイ市場は、朝方は揉み合いが続くも後場にはプラスに転じ、+0.17ポイント(+0.21％)高の81.26で引け続伸。売買代金は3280億VND(約15億4000万円)、前日比で+21.8％増加した。アジアコマーシャル銀行[ACB]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]が下落する一方、PVIホールディングス[PVI]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、VCS高級クオーツストーン[VCS]が上昇。4営業日続落していたハノイ・キンバック農業・食品[HKB]は自律反発でストップ高。HKB株は直近1か月で▲66％、直近1週間で▲23％下落している。