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  ホーチミン市場は、前夜の米国株式市場ではダウとS&Pが最高値を更新したことが好感され、寄り付き後に660を突き抜け前日比+1％まで上昇、その後は売りに押され値を戻したものの、終始プラス圏での取引が続きVNインデックスは+5.36ポイント(+0.82％)高の658.89で引け、2営業日続伸した。

  主力株はペトロベトナムガス[GAS]が小幅下落する一方、ビナミルク[VNM]が活発に取引されて堅調。ベトコムバンク[VCB]も上昇し、サイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]は3営業日連続でストップ高、前日に7年ぶりの安値をつけたサコムバンク[STB]もストップ高してインデックスを牽引した。

  売買代金は1兆7000億VND(約79億円)、前日比▲14.4％減少した。VNMの他、ファロス建設[ROS]、FLCグループ[FLC]、タンタオ不動産[ITA]、キンバックシティーグループ[KBC]、STB、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]などが活発に取引された。

＋金融関連は、銀行株がまちまち、ベトナム投資開発銀行[BID]、エクシムバンク[EIB]、VCBが上昇する一方、ヴィエティンバンク[CTG]は下落、軍隊商業銀行[MBB]は横ばいだった。年初来▲40％下落しているSTBも安値買いが集まりストップ高した。証券・保険株は軒並み上昇し、値下がり銘柄はホーチミン市証券[HCM]、ベトナム投資開発銀行保険[BIC]の2銘柄のみ。

＋不動産・建設株はまちまち、FLCグループ[FLC]、タンタオ不動産[ITA]、キンバックシティーグループ[KBC]、ホーチミン市インフラ投資[CII]、コテコンズ建設[CTD]、CII道路橋梁投資[LGC]、リー冷蔵電気工業[REE]が小幅上昇。カンディエン不動産[KDH]、ビングループ[VIC]は横ばいだった。ROSが反落して大幅安となったことが目立った。直近1四半期で6.8倍にも上昇したROS株は直近1週間で▲8％下落、直近1か月で+12％上昇したが、このところ方向感なく乱高下することが目立つ。

＋建設資材関連について、鉄鋼株は軒並み上昇、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、ナムキム鉄鋼[NKG]、SMC投資貿易[SMC]などの大型株は揃って上昇した。

＋食品・飲料株は軒並み上昇。タインタインコン・タイニン製糖[SBT]、GTNフーズ[GTN]は小幅下落し、キドグループ[KDC]は横ばいだったが、ビエンホア製菓[BBC]は大幅高、パングループ[PAN]、ビナカフェ・ビエンホア[VCF]は大幅高、SABはストップ高した。VNMは堅調、マサンインベストメントグループ[MSN]は小幅上昇した。

  ハノイ市場は寄り付き後に上昇したがすぐ失速し、その後も前日終値付近でほとんど動きのない状態、引け際にわずかにマイナス圏に転落HNXインデックスは▲0.04ポイント(▲0.05％)安の79.37で取引を終えた。

主力株は軟調、アジアコマーシャル銀行[ACB]が横ばい、PVIホールディングス[PVI]、ビナコネックス[VCG]は下落、VCS高級クオーツストーン[VCS]も小幅下落し、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]は軟調だった。一方、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]は堅調、ティエンフォン・プラスチック[NTP]は小幅上昇した。売買代金は2900億VND(約13億7000万円)、前日比▲19.0％減少した。