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  ホーチミン市場は朝方から下落基調でマイナス圏での取引が続き、反発らしい反発もなくじりじり値を消しVNインデックスは▲11.67ポイント(▲1.73％)安の662.66で引けた。売買代金は1兆8900億VND(約98億円)、前日比▲0.5％減少した。

  主力株は軒並み下落し、中でもサイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]がストップ安したことが目立った。ビナミルク[VNM]、ペトロベトナムガス[GAS]、ビングループ[VIC]は軟調、ヴィエティンバンク[CTG]、ベトコムバンク[VCB]も小幅下落し、インデックスの重しになった。ベトナム投資開発銀行[BID]は横ばいだった。

＋金融関連について、銀行株は軒並み下落し、中でもエクシムバンク[EIB]が特に軟調だった。値上がり銘柄は軍隊商業銀行[MBB]の1銘柄のみ。証券株・保険も軒並み下落、バオベトグループ[BVH]は軟調、ホーチミン市証券[HCM]、サイゴン証券[SSI]はいずれも小幅下落した。ベトナム投資開発銀行保険[BIC]は横ばいだった。

＋不動産・建設株は軟調、タンタオ不動産[ITA]、キンバックシティーグループ[KBC]、VICが軟調、FLCグループ[FLC]、カンディエン不動産[KDH]、ホーチミン市インフラ投資[CII]、コテコンズ建設[CTD]も小幅下落した。一方、リー冷蔵電気工業[REE]、ファロス建設[ROS]、は小幅上昇し、CII道路橋梁投資[LGC]は横ばいだった。ROSは小幅ながらも5営業日続伸、直近1週間で＋7％上昇している。

＋鉄鋼株は軒並み下落、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]の2大型株はいずれも小幅下落し、SMC投資貿易[SMC]は軟調、ポミナ鉄鋼[POM]は大幅安。一方、ナムキム鉄鋼[NKG]は小幅上昇した。

＋食品・飲料株はまちまち、キドグループ[KDC]、パングループ[PAN]が小幅下落し、GTNフーズ[GTN]、マサンインベストメントグループ[MSN]、VNMは軟調だった。値下がり銘柄で特にSABが2営業日連続で続落し、ストップ安したことが目立った。一方、ビエンホア製菓[BBC]は小幅上昇した。

  本日UPCoM店頭市場に株式を公開した豆乳最大手クアンガイ製糖[QNS]がストップ高したことが好感され、製糖株が揃って上昇したことが目立った。ビエンホア製糖[BHS]は小幅上昇し、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]は堅調、ラムソン製糖[LSS]は経営陣の自社株購入予告を受け続伸し大幅高した。LSS株は直近1週間で＋19％上昇している。ビナカフェ・ビエンホア[VCF]は横ばいだった。

  ハノイ市場は朝方にしばらく上昇したがすぐ失速しマイナス圏に転落、方向感のない取引が続く展開となった。引け際に安値買いが入ったことで若干反発したが結局プラス圏に浮上できず、HNXインデックスは▲0.17ポイント(▲0.22％)安の79.76で取引を終えた。売買代金は2450億VND(約12億7000万円)、前日比▲24.8％減少した。

  主力株は軒並み下落、ビナコネックス[VCG]が軟調、PVIホールディングス[PVI]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ティエンフォン・プラスチック[NTP]が小幅下落する一方、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]は堅調だった。アジアコマーシャル銀行[ACB]、

ダバコグループ[DBC]、ハイフォン港[PHP]、郵便保険株式総公社[PTI]、VCS高級クオーツストーン[VCS]、ベトナム国家再保険[VNR]は揃って横ばいだった。