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  ホーチミン市場は、寄り付き後666台(＋0.32%)まで上昇したがすぐ失速し、マイナス圏に転落。後場も軟調な相場が続き、引け際に若干値を戻したが、プラス圏に浮上できず、VNインデックスは▲0.36ポイント(▲0.05％)安の663.50で引けた。売買代金は1兆9800億VND(約103億円)、前日比▲0.3%減少した。

  主力株は軒並み下落、マサンインベストメントグループ[MSN]が軟調、ベトナム投資開発銀行[BID]、バオベトグループ[BVH]、ペトロベトナムガス[GAS]、ベトコムバンク[VCB]、ビングループ[VIC]は揃って小幅下落した。一方、ビナミルク[VNM]、ファロス建設[ROS]、サイゴンビール・アルコール飲料総公社[SAB]は小幅に上昇し、ヴィエティンバンク[CTG]は横ばいだった。

＋金融関連について、銀行株はまちまちだったが、サコムバンク[STB]の大幅高が目立った。証券株もまちまちだったが、ホーチミン市証券[HCM]、サイゴン証券[SSI]の2大型株はいずれも小幅上昇した。保険株はもまちまちで、ベトナム投資開発銀行保険[BIC]は横ばい、BVHは小幅下落した。

＋ノバランド不動産投資グループ[NVL]が本日上場を果たしたことが好感され、不動産株は軒並み上昇。中でもFLCグループ[FLC]、ホアンクアン不動産商業コンサルティング[HQC]、クオッククオン・ザライ[QCG]、オーシャンインベストメントグループ[OGC]の投機的株が揃ってストップ高し、投機的と見られるタンタオ不動産[ITA]も大幅高したことが特に目立った。NVLはストップ高し、＋20.0％上昇し、723万株が約定した。一方、キンバックシティーグループ[KBC]、VICは小幅下落し、カンディエン不動産[KDH]は横ばいだった。建設株は軒並み下落し、コテコンズ建設[CTD]、CII道路橋梁投資[LGC]、リー冷蔵電気工業[REE]が小幅下落する一方、ホーチミン市インフラ投資[CII]、ROSは小幅上昇した。

＋鉄鋼株は軒並み上昇し、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]が堅調、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ナムキム鉄鋼[NKG]、SMC投資貿易[SMC]も揃って小幅上昇した。

＋食品・飲料株は、ビエンホア製菓[BBC]が堅調、SAB 、VNM 、キドグループ[KDC]、パングループ[PAN]が小幅上昇する一方、MSNは軟調、タインタインコン・タイニン製糖[SBT]、GTNフーズ[GTN]は小幅下落した。

  ハノイ市場は朝方に値を上げ、79.62 (＋0.95%)に上昇する局面もあったが、その後は失速し値を消し、プラス圏で小幅にもみ合う展開となり、HNXインデックスは＋0.16ポイント(＋0.21％)高の79.03で取引を終えた。売買代金は2300億VND(約12億円)、前日比▲6.6%減少した。

  主力株はまちまち、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、VCS高級クオーツストーン[VCS]が堅調、アジアコマーシャル銀行[ACB]が小幅上昇する一方、PVIホールディングス[PVI]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ビナコネックス[VCG]は小幅下落した。