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工業団地不動産市場、21年に供給が爆発的増加

2020/11/19 08:01 JST更新

 英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ・ベトナム(Savills Vietnam)によると、ベトナムの工業団地不動産市場は2021年に供給が爆発的に増加すると予想されている。

 2021年に開業する工業団地は、ビングループ[VIC](Vingroup)傘下で住宅開発最大手のビンホームズ[VHM](Vinhomes)の子会社であるビンホームズ工業団地投資(Vinhomes IZ)が開発するナムチャンカット(Nam Trang Cat)工業団地(北部紅河デルタ地方ハイフォン市、用地面積200ha)とトゥーグエン(Thu Nguyen)工業団地(同、319ha)の2か所、キンバックシティーグループ[KBC](Kinh Bac City Development)のナムソンハップリン(Nam Son Hap Linh)工業団地(北部紅河デルタ地方バクニン省、同238ha)などがある。

  また、レンタル工場の需要も急速に拡大する見通し。この背景には、世界有数の規模を誇る先進的物流施設プロバイダーであるGLPグループが資本金15億USD(約1580億円)のベトナム合弁会社を設立する計画がある。

 サヴィルズ・ベトナムの専門家は、対ベトナム海外直接投資(FDI)の増加により工業団地の土地リース需要が拡大している中、工業団地不動産市場の発展を後押しするための法的整備や管理能力の向上に加え、熟練労働者の供給を増やすことが必要だと指摘している。

  
  

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