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ビンファスト、インドで初の現地生産EV2車種を発売

2025/09/09 15:21 JST更新

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)はこのほど、インド南部タミル・ナードゥ州トゥーットゥックディにある自社工場で生産したスポーツ用多目的車(SUV)の「VF 6」と「VF 7」を現地で発売した。インドでの現地生産・現地販売は初めてとなる。

 「VF 6」は小型SUVで、59.6kWhのバッテリーを搭載し、約25分間で10~70%まで急速充電が可能だ。ホイールベースは2730mm、航続距離は468kmとなっている。「アース(Earth)」、「ウィンド(Wind)」、「ウィンドインフィニティ(Wind Infinity)」の3つのバージョンを展開し、内装カラーも2種類ある。

 一方、「VF 7」は全長4.5m超の中型SUVで、ホイールベースは2840mm。2種類のバッテリーを選択でき、「アース」、「ウィンド」、「ウィンドインフィニティ」、「スカイ(Sky)」、「スカイインフィニティ(Sky Infinity)」の5つのバージョンを展開し、幅広い需要に対応する。

 両モデルには、米テスラ(Tesla)が先行導入した「ゾーナルE/Eアーキテクチャ」を採用する計画だ。従来のドメイン型と比べ、配線の簡素化や軽量化によるコスト削減、機能追加の柔軟性向上、OTA(無線アップデート)への対応などの利点があり、国際競争力の強化に向けた重要な一歩となる。

 さらに、インド工場の稼働は自動車事業にとどまらず、ビンファストはVIC全体の足掛かりとして、医療、教育、小売、不動産、テクノロジーなどの事業をインド市場へ順次展開する方針だ。人口14億人を抱え、国内総生産(GDP)規模で世界第5位のインドは、同社にとって戦略的に極めて重要な市場と位置付けられている。

  
  

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