不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンメック国際総合病院(Vinmec International General Hospital)は1日、北部紅河デルタ地方フンイエン省で10か所目となる病院「第2ビンメック・オーシャンパーク(Vinmec Ocean Park 2)」を開業した。
投資総額は1兆4820億VND(約89億円)となっている。同病院はベトナムで初めて、治療と回復・療養を同期的かつ現地で統合するモデルを展開し、単純な治療から包括的なケアへの転換を図る。
施設概要
新病院は、同省ギアチュ村(xa Nghia Tru)の都市区「ビンホームズ・オーシャンパーク2(Vinhomes Ocean Park 2)」内に位置する。延床面積3万1000m2、入院ベッド数114床で、年間13万5000回の診察を見込んでいる。国際標準に沿った診察、治療、手術、リハビリテーション、治療後のケアサービスを全面的に提供する。
また、MRIやCTなどの最新の画像診断設備を導入し、早期スクリーニングと正確な治療を目指す。ロボット技術も手術に導入され、精度の向上や回復時間の短縮に貢献する見通しだ。
画期的なヘルスケアモデル
第2ビンメック・オーシャンパークの最大の特徴は、患者が病院内で治療から手術、回復、療養までの一貫したエコシステムにアクセスできる点にある。療養エリアは国際標準のヘルスケアリゾートとして設計されており、18棟の庭付き一戸建てを備え、プライバシーと静けさを確保するとともに、24時間体制の医療モニタリングや個別の栄養・ケア体制を備える。
さらに、同病院はビンメックで初めて「コミュニティ病院」モデルを展開する。第1ビンホームズ・オーシャンパークおよび第2ビンホームズ・オーシャンパークのクリニックとともに、地域住民に密着した医療複合施設「オーシャンシティ(Ocean City)」を形成し、家庭医モデルで運営していく。
同日の開業式典に出席したドー・スアン・トゥエン保健次官は、新病院の開業について、民間医療の強力な発展の証であり、国が推奨する医療の社会化政策の実現に大きく貢献するものだと評価した。

