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ベト株ニュース - ホーチミン証取

  
  

ビンファスト、フィリピンEV市場で首位に シェア51%

2026/04/22 16:40 JST更新

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(Vinfast)は、2026年1~3月期におけるフィリピンの純EV市場で51%のシェアを獲得し、初めて市場トップに立った。米国のEVメーカーであるテスラ(Tesla)や日本のトヨタなどの大手競合を上回る結果となった。

販売台数と市場シェアの状況

 フィリピン自動車工業会(CAMPI)およびトラックメーカー協会(TMA)のレポートによると、ビンファストは同期にフィリピンで1171台(前年同期比3.5倍増)のEVを引き渡した。これは、両協会に加盟するメーカーの純EV総販売台数2289台の過半数を占める数字だ。

 2位はテスラの469台、3位は中国の大手自動車メーカーである奇瑞汽車(Chery Automobile)傘下のオモダ&ジェコ(Omoda & Jaecoo)で213台だった。トヨタは55台で7位に留まった。

 フィリピンのEV市場は急成長しており、同期の販売台数は前年同期比2.2倍増となり、特に3月単月では前月比約6倍増の1787台を記録した。

躍進の背景と政府の政策

 フィリピンの自動車メディアであるジ・オートPH(TheAutoPH)によると、燃料価格の変動が都市部を中心とした消費者のEVシフトを後押ししている。

 ビンファストは「VF 3」から「VF 9」までの幅広い製品ラインナップを展開し、現地の多様なニーズに応えている。さらに、車体価格からバッテリー価格を切り離すバッテリーリースモデルが初期費用を抑え、一般消費者への普及を促進した。

 また、フィリピン政府によるEVの輸入関税免税プログラムや消費税の優遇、EV開発法に基づくクリーン車両への移行義務化などの政策も、市場の需要を刺激している。

今後の課題と競争環境

 急成長の一方で、フィリピンの充電インフラはまだ発展途上の段階にある。公共の充電ステーションはマニラなどの大都市に集中しており、地方での普及には課題が残る。政府は民間部門と協力して充電ネットワークの拡大を目指しているが、インフラ整備の遅れが中期的な市場拡大の障壁とみられている。また、市場の成長に伴い、テスラやトヨタ、中国系ブランドの進出が加速しており、今後は価格競争力や商品展開のスピードが首位維持の鍵となる。

 なお、ベトナム国内において、ビンファストは1~3月期に前年同期比+53%増となる5万3684台のEVを引き渡した。3月単月では2万7609台を記録しており、同社は2026年通年で30万台のEV引き渡しを目標としている。

  
  

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