日本の財務省が発表した2026年3月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比▲14.8%減の1259億4300万円の黒字となった。
対日輸出額は前年比+3.3%増でASEAN最大規模を維持
ベトナムから日本への輸出額(日本の輸入額)は前年同月比+3.3%増の4088億9000万円だった。アジアの国・地域別で見ると、ベトナムの対日輸出額は中国の2兆3026億8200万円、台湾の5462億9200万円、韓国の4770億3800万円に続いて4番目に大きな規模となった。
東南アジア諸国連合(ASEAN)の中では、タイの3788億0800万円やインドネシアの2887億7700万円、マレーシアの2713億8900万円などを上回り、最大の輸出額を記録している。
対日輸入額は前年比+14.0%増と2桁の伸び
日本からベトナムへの輸入額(日本の輸出額)は同+14.0%増の2829億4700万円となった。アジアにおけるベトナムの対日輸入額の規模は、中国、台湾、韓国、香港、タイ、シンガポール、インドに次いで8番目となっている。
ASEANの中ではタイの4318億6300万円とシンガポールの3300億0600万円に次ぐ3番目の規模だった。
前月からの推移
2026年2月の対日貿易収支は前年同月比+117.7%増の1940億6800万円の黒字だった。2月時点では、日本からベトナムへの輸入額が同+0.1%増の2318億6200万円、ベトナムから日本への輸出額が同+32.8%増の4259億3000万円と輸出が大きく伸びていた。
しかし、3月に入り、ベトナムからの輸出額の伸びが前年同月比+3.3%にとどまり、一方で日本からの輸入額が同+14.0%増と2桁の伸びとなったことで、貿易黒字額が前年から縮小する結果となった。

