フィリピンのカラバルソン地方カビテ州ノベレタの警察はこのほど、不動産開発を中核とするベトナムの民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)の小型EV「VF 3」2台をパトカーとして導入した。
同国でベトナム製小型EVがパトカーに採用されるのは今回が初となる。これら2台の車両は、現地の販売代理店であるビンファスト・マリキナ(VinFast Marikina)とパートナー企業のセントロ(Xentro)から提供されたもので、今後さらに追加導入される予定だ。
地元当局によると、「VF 3」は定期的なパトロール活動に投入される。従来のガソリン車やディーゼル車からEVに切り替えることで、運用コストの削減につながるという。
「VF 3」の車体サイズは全長3190mm、全幅1679mm、全高1652mmとコンパクトで、大型のスポーツ用多目的車(SUV)では進入が難しい混雑した住宅街や狭い道でもスムーズに移動できる利点がある。1回のフル充電で最大215kmの走行が可能で、DC急速充電を利用すれば約36分間でバッテリーを10~70%まで充電できる。
「VF 3」が国外の警察車両に採用されるのは今回が初めてではなく、6月上旬にはインドネシアの交通警察が交通監視用のドローンを運搬する車両として導入している。
ベトナム国内においてビンファストは20か月連続でEV市場トップの販売台数を維持しており、「VF 3」は直近1か月間で4770台を引き渡し、1~5月期の累計販売台数が2万0231台に達するなど、同社を代表する人気モデルとなっている。

