地場系コングロマリット(複合企業)のソビコ・グループ(SOVICO Group)は、「ベトナム実業家の日」にあたる13日、ホーチミン市の複合施設「サイゴンマリーナIFC(Saigon Marina IFC)」で、ドイツの自由ハンザ都市ハンブルクとパートナーシップ協定を締結した。
両者は航空、鉄道、金融、ロジスティクス、テクノロジー、教育など多岐にわたる分野で協力を拡大する。
同日午前には、大手民間銀行HDバンク[HDB](HDBank)の本社で、ソビコのグエン・ティ・フオン・タオ会長がハンブルクのペーター・チェンチャー市長と会談した。
同日午後に開催されたビジネスフォーラムで、タオ会長は国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)へのエアバス(Airbus)機の納入実績に触れ、東南部地方ドンナイ市のロンタイン国際空港や北部地方バクニン市のザービン国際空港の開発、都市鉄道(メトロ)・高速鉄道、スマートシティ建設など、新たな投資段階での協力の可能性に言及した。
同フォーラムには、ハンブルクのリヴ・アスマン国務長官らが出席した。アスマン氏は、今回の訪問中に締結したベトナムの大学との協定に触れ、教育・研究・人材開発分野での協力機会の拡大にも言及した。
なお、ソビコとドイツによる金融分野での協力については、ドイツ復興金融公庫(KfW)傘下のドイツ投資開発会社(DEG)によるHDバンクへの5年超にわたる直接投資や、「ドイツデスク」の設置などの実績がある。
ソビコとハンブルクは、30年以上にわたる関係を土台に、今回の協定を通じて、インフラや技術、持続可能な成長に向けた長期的な協力フレームワークを構築する。

