日本の財務省が発表した2026年9月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比+45.2%増の1887億8300万円の黒字となった。
ベトナムから日本への輸出額(日本の輸入額)は前年同月比+22.6%増の4641億2500万円となり、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の中で最大の規模を記録した。
一方、日本からベトナムへの輸入額(日本の輸出額)は同+10.8%増の2753億4200万円だった。
ASEAN諸国およびアジア主要国との比較
ベトナムから日本への輸出額は、ASEAN加盟国の中でタイ(3944億5900万円、前年同月比+18.1%増)やマレーシア(3170億7400万円、同+28.5%増)、インドネシア(2691億1800万円、同▲12.6%減)などを大きく上回り、首位を維持している。
アジア全体で見ても、中国(2兆7572億4600万円、同+16.4%増)や台湾(6632億7400万円、同+54.9%増)、韓国(5486億8700万円、同+40.7%増)に次ぐ4番目の規模を誇る。
また、日本からベトナムへの輸入額は、ASEANの中ではシンガポール(4466億5300万円、同+53.9%増)とタイ(4210億0300万円、同+22.5%増)に次ぐ3番目の規模となっている。
9か月連続の貿易黒字と今後の展望
ベトナムの対日貿易収支は2026年1月以降、9か月連続で黒字を維持している。8月に記録した過去最高の2314億8100万円には及ばなかったものの、9月も1800億円を超える高い黒字水準を達成した。
ベトナムはタイやインドネシアなどを抑え、ASEAN最大の対日輸出国としての地位を確実に固めており、安定した生産活動や両国間の緊密なパートナーシップを背景に、今後も好調な貿易取引が続くと見込まれている。

