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  前日5営業日続伸したホーチミン市場は、前夜にWTI原油価格が40USD台を回復したのを受け、ペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]が上昇して、寄付きから580超え。その後、利益確定売り圧力が高まり、インデックスはマイナスに転落したが、ビナミルク[VNM]の上昇や朝方下げていたベトコムバンク[VCB]がプラスに転じたことでインデックスは583手前まで上昇。終盤でVNMが下げ戻し、+0.57ポイント(+0.10％)高の579.84で引け、6営業日続伸。僅かながらも3月17日以来の年初来高値更新となった。但し、利益確定売り圧力は強く、上がり銘柄87に対し、下がり銘柄は131に上った。

  最も注目されたのはビングループ[VIC]。第2四半期にもホーチミン市一等地で新しい高級住宅案件展開を正式に開始するとの情報に加え、将来の社債発行に備え外国人投資家保有比率上限を20％から10％に引き下げるとの情報で前日ストップ高したが、引き続き活発に取引され上昇。相対取引で外国人投資家に1665万株売られた。株主総会で外国人投資家保有枠撤廃が決まり4営業日ストップ高したミラエ繊維[KMR]は引き続き上昇、ベトナムエバーピア[EVE]も2営業日ぶりに上昇したが、タインコン縫製商業投資[TCM]は利益確定売りで3営業日続落。金融関連は軟調で、上昇はVCBとホーチミン市証券[HCM]の2銘柄のみだった。

  ハノイ市場は、終盤で利益確定売りが強まり、▲0.12ポイント(▲0.15％)安で7営業日ぶり反落。ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]が上昇する一方、アジアコマーシャル銀行[ACB]が小幅下落。株主総会で企業解散を決議するとの情報が流れたキムロン証券[KLS]は、現在の株価が会社清算後の1株当たりの財産配分よりまだ低いにもかかわらず、早くも利益確定売りで下落。一方、前日に続きナムディン図書教育設備[DST]が活発に取引され、2日連続大幅上昇した。