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  ホーチミン市場は、金曜日の米国株式市場の反落が薄らぎ、小幅な値動きで取引が始まった。しかしファロス建設[ROS]が下落するとVNインデックスもマイナス圏に転落した。後場に入り、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]などの鉄鋼株の上昇が寄与しプラス圏に浮上、+1.04ポイント(+0.15％)高の674.29で引けた。主力株は、ビナミルク[VNM]、ペトロベトナムガス[GAS]、ベトコムバンク[VCB]、ベトナム投資開発銀行[BID]、ヴィエティンバンク[CTG]が上昇し、インデックスを牽引した。売買代金は1兆7900億VND(約88億円)、前日比▲7.7％減少した。

  売買高トップのFLCグループ[FLC]は下落した。タンタオ不動産[ITA]、ホアン・アイン・ザライ[HAG]、ROS、また、HPG、HSG、ティエンレン鉄鋼グループ[TLH]なども活発に取引された。業種別で見ると、水産株、製薬株はほぼ全面安、不動産株、建設株、食品・飲料株はまちまち。鉄鋼株は軒並み上昇し、特にHSG、SMC投資貿易[SMC]が堅調で、TLHはストップ高し、直近1週間で+15％上昇した。天然ゴム価格の上昇を受け、天然ゴム関連株はほぼ全面高、中でもHAG、ホアン・アイン・ザライ国際農業[HNG]が大きく上昇し、直近1週間でそれぞれ+11％、+13％上昇したことが目立った。一方、タイヤ株は軟調、自動車関連は上昇したのがTMT自動車[TMT]の1銘柄のみ。TMTはストップ高し、4営業日続伸、直近1週間で+24％上昇。金融関連は保険株がほぼ全面安、証券株はまちまち、銀行株は軒並み上昇した。

  ハノイ市場は、ホーチミン市場と同様の動きで取引が続き、HNXインデックスは+0.13ポイント(+0.16％)高の80.75で引けた。主力株は、アジアコマーシャル銀行[ACB]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]が上昇する一方、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]、VCS高級クオーツストーン[VCS]が下落し、PVIホールディングス[PVI]、ビナコネックス[VCG]が横ばいだった。売買代金は2300億VND(約11億4000万円)、前日比▲24.4％減少した。