多くの投資家が優良銘柄であれば必ず自らへ利益をもたらすと信じて、ベトナム外商銀行(VCB)とペトロベトナムファイナンス(PVFC)、そしてそれ以前ではバオベト保険とビナコネックスの新規株式公開(IPO)に興奮して参加した。しかし、証券市場は多くの投資家(大口投資家も含む)の思惑とは反対の方向に動いている。それでは、こうした大手企業の上場はどのように実施されるか?また2008年に多くの大手企業が一気に上場するのだろうか?
1) 大手企業の努力
VCBのIPO目論見書と、同行の責任者の発表をもう一度読見直すと、VCB株の流動性を高める計画は非常にはっきりしていることが分かる。2008年4月に株主総会を行い、6月にホーチミン証券取引所へ上場すると計画されているからだ。海外戦略的パートナーの姿は未だにはっきりしていないにもかかわらず、グエン・ホア・ビン・VCB会長は雑誌「証券投資」との会談(2008年2月)で、上場条件を満たせない場合にも、VCBの株主機構は、特例として認めてもらえるように、首相に上場申請を行うと語っている。
VCBのグエン・トゥー・ハー・副頭取も、言明したことを忘れたわけではないと認めている。実際VCBは、4月中に株主総会を行うため、必要な資料や手続きを準備している最中である。 6月に上場する計画は予定通り行われない可能性もあるが、VCBは政府の指導を待っている。海外戦略的パートナーについては、ハー副頭取は、大手金融機関2社との交渉を再開していると語った。しかし、証券市場の動向と、経済の不安定さはVCBへのサポートをしていないようである。VCBでは国内の密接な関係があるパートナーへも株式発行をオファーしたが、「IPOの平均落札価格で取得するのは、株価がやや高い」ことを理由に、不成立となった。
他の大手金融機関であるバオベト保険も2008年中に上場するという計画がある。この内容は同社の初回株主総会(2007年末)で承認されている。バオベトのレー・クワン・ビン・取締役会長は、同社はホーチミン証取と協力契約もあり、上場すること自体、困難とはいえないが、重要なのはその時期を選択することにある、としている。現在、具体的な計画に沿って、各案を検討している。
(2)に続く