アンザン省水産輸出入株式会社(アジフィッシュ、AGIFISH)[銘柄コード:AGF]の株価は25日午後、アメリカ・食品医薬品局(FDA)がベトナム産なまずの全米での販売禁止措置を考慮していないとの情報が伝えられたのを受けて、4日連続の下げ足からわずかながら上昇に転じた。この情報はFDAの報道官が発表したもの。同報道官はまた、「FDAには検査なしに流通を差し止めるDWPE(Detention Without Physical Exam)と呼ばれる警告を発する権利がある。しかし今のところ、この警告を発動する状況ではない」と述べた。
米国水産協会(NFI)も「数百のサンプルのうちの2つに、禁止されている抗生物質が検出されたからといって、ベトナムのすべての水産物に全米販売禁止令を出すことは実情にそぐわない」とのコメントを発表した。AGF株は、「ベトナム産なまずが全米で販売禁止の可能性あり」と報道されたことから、この数日値を下げていた。