アメリカ商務省はこのほど、ベトナムナマズ冷凍フィレ製品のアメリカへの輸出を行っているベトナム企業に適用中の反ダンピング税率の見直し結果を発表した。反ダンピングの対象になっている4社のうち、ビンホアン(Vinh Hoan)社とカタコ(Cataco)社が税率の見直しを求めた結果、ビンホアン社は36.84%から6.81%へと税率が引き下げられ、カタコ(Cataco)社は逆に45.81%から80.88%へと引き上げられた。アンザン省水産輸出入株式会社(アジフィッシュ、AGIFISH)[銘柄コード:AGF](47.05%)とナムベト水産(Nam Viet-Navico)社(53.68%)は見直しを求めなかったため、税率は現状維持となった。
水産業界のある専門家によると、ベトナムナマズ製品はヨーロッパ・中東・ロシアなどでの需要が増加しており、アメリカの今回の反ダンピング税率の見直しにはあまり関心が向けられていないという。