ロンアン食品加工輸出入株式会社(ラフォーコ、LAFOOCO)[銘柄コード:LAF]は10月28日、同社の赤字計上の原因について明らかにした。
ラフォーコ社によると、カシューナッツ加工業界は昨年に続き今年も多くの困難に直面しており、同業界のほとんどの企業が赤字を計上するか、または破産の憂き目にあっているという。ベトナムカシューナッツ協会(VINACAS)は、今年の業界全体の赤字額を2,000億~3,000億ドン(18億円前後)と推測している(昨年の赤字額は約1兆ドン<約71億円>)。
今年の赤字計上の主な原因は2つある。第一に収穫量が昨年に比べ約10万トン減少したこと。各企業が競って原料確保に走ったため価格が高騰する一方で、国際市場の需要が減少し輸出額は増加しなかった。第二に原料の品質が低下したこと。加工に回せる原料の比率が、過去15年間の統計データや各社の予想に比べ著しく低かったという。