ホーチミン証券取引所は6月11日、国家証券委員会に対して、2銘柄のレポートを提出した。株価が暴騰しているビンディン鉱産(BMC)とバー山・タイニンロープウエー(TCT)の2銘柄についてである。
証券保管センター・ホーチミン支店も、国家証券委員会への報告を準備している。この2つの機関からの報告を元に、国家証券委員会では、誰が買い、誰が売ったか、あるいは投資家グループが軌を一にして株価をコントロールしようとしたのかなど、これまでの株価動向などの分析を行う。
証券会社によれば、BMCの株価上昇の原因は、資本金が小さく、流通株式数が60万株と非常に少ないことなどがある。2006年12月28日にホーチミン証券取引所へ上場した時の初値は5万ドン/株であったが、5月21日には、84万7,000ドン/株をつけた。一方、TCTは資本金が160億ドン(約1億2,100万円)、2006年12月6日に上場、初値が4万9,000ドンであったが、6月11日には38万7,000ドンにまで上昇した。
その他にも、急騰する株価が注目されている銘柄には、ラムドン鉱産建設資材(LBM)やサイゴンホテル(SGH)などがある。
*なお、6月12日の終値はBMCが54万7,000ドン(ストップ安)、TCTは40万6,000ドン(ストップ高)であった。