ビナミルク[銘柄コード:VNM]が一方的に理由なくドゥオン・チュエン・ド通商マーケティング有限会社(Cong ty trach nhiem huu han tiep thi va thuong mai Duong Truyen Do - Skyline、スカイライン)との宣伝広告契約を打ち切ったため、ホーチミン市第3区裁判所は1月16日、VNMにおよそ5億ドン(約336万円)の賠償金支払いを命じた。
原告のスカイラインによれば、2008年5月29日にVNMといくつかの大都市における宣伝広告契約(契約総額:40億ドン、約2,690万円)を締結した。スカイラインが契約に沿って活動を開始した2週間後、VNMは一方的に理由なく契約を打ち切ったという。スカイラインはVNMに21億ドン(約1,410万円)の賠償金を要求した。
一方、被告であるVNMは宣伝広告に関する進捗情報をスカイラインがVNMに報告しなかったことに加えて、スカイラインが主催するイベントへの参加者が少ないのではないかという懸念が起こり、契約を打ち切ったと説明した。そのため賠償金として1億ドン(約70万円)の支払に応じる構えを見せた。
裁判所はスカイラインの要求に対して領収書の提示を要求したが、はっきりと損害額は明かされなかったことから、原告の請求の一部を認めるに留まった。
一方、VNMではこの判決を不服とし、控訴するとしている。