アジア地域の銀行専門誌「アジアンバンカー(The Asian Banker)」のグローバルリサーチ・コンサルティング部門であるTABインサイツ(TABInsights)が発表した「世界のデジタル銀行ランキングトップ100(World’s Top 100 Digital Banks Ranking)」2026年版によると、ベトナムからは外貨取扱業務が強みの中堅銀行マリタイムバンク[MSB](Maritime Bank)傘下のティーネックス(TNEX)が65位、三井住友銀行が出資する大手民間銀行で、消費者金融子会社が強みのVPバンク[VPB](VPBank)傘下のケイク(Cake)が68位にランクインした。
同ランキングは、◇顧客の質と規模、◇製品と市場の範囲、◇財務効率、◇バランスシートの健全性、◇資本能力の5つの指標に基づいて評価され、TNEXは29.0点、ケイクは28.8点をそれぞれ獲得した。
TNEXの好調な業績と事業拡大
TNEXは2025年に資本金を1兆5000億VND(約89億円)に引き上げている。総資産は前年比+84%増、デジタル金融商品の貸出残高は3倍超となり、主要商品の収益は同7倍に達した。また、ビッグデータを活用したリスク管理により、早期延滞率を▲30%削減している。
同社は2020年末にMSBにより導入されたデジタル銀行で、実店舗を持たない完全オンラインの運営モデルを構築し、現在260万人超のユーザーを抱えている。モバイル決済アプリ「ザロペイ(ZaloPay)」や、国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社で、郵便サービスでシェア3位の大手宅配会社ベトテル郵便[VTP](Viettel Post)、企業向けソフトウェアを手掛けるミサ(MISA)、店舗管理ソフトウェアを提供するキオットベト(KiotViet)などのパートナーと連携してサービス網を拡大している。
同ランキングのトップ10は以下の通り。
1位:ヌーバンク(Nubank、ブラジル)
2位:微衆銀行(WeBank、中国)
3位:網商銀行(MYBank、中国)
4位:カカオバンク(KakaoBank、韓国)
5位:Kバンク(K Bank、韓国)
6位:アライバンク(Ally Bank、米国)
7位:C6バンク(C6 Bank、ブラジル)
8位:トスバンク(Toss Bank、韓国)
9位:レボリュート(Revolut、英国)
10位:住信SBIネット銀行(SBI Sumishin Net Bank、日本)


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