
8日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが、エネルギーセクターや不動産セクターなどの底堅い値動きに支えられて続伸した。ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスも大幅に反発した。密輸事件への関与報道から連日急落していたジュエリー大手に救済買いが入り急反発したことも、市場心理の好転を促した。
インデックスと売買代金の動向
VNインデックスは前日比+5.45ポイント(+0.29%)続伸の1853.70で引けた。HSXの売買代金は17兆1876億VND(約1060億円)だった。午前中は前日終値付近での一進一退が続いたが、午後に入ると押し目買いが優勢となって値を戻した。
HNXインデックスは前日比+6.65ポイント(+2.26%)反発の300.39となった。HNXの売買代金は1兆3403億VND(約83億円)だった。
大型株とセクター別の動き
HSXでは、傘下企業の不祥事報道により3営業日連続でストップ安となっていたフーニュアン・ジュエリー[PNJ]に、下値での大規模な救済買いが流入して急反発し、+2.36%の上昇で引けた。売買高は過去最大となる2560万5600株、売買代金は1兆2439億VND(約77億円)を記録した。原油高の思惑からエネルギー株も買われ、ペトロベトナム製油石化[BSR]が+3.51%続伸した。
HNXではペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS]が+1.94%、ペトロベトナム・ケミカル・サービス[PVC]が+3.25%上昇した。
不動産株も底堅く、DIC不動産[DIG]が+2.94%上昇して底打ち感を示した一方、ビンホームズ[VHM]は▲0.07%と続落し、ビンコムリテール[VRE]も▲1.10%下落した。銀行セクターでは、アジアコマーシャル銀行[ACB]が+0.44%上昇した。
海外投資家の動向と今後の見通し
海外投資家はHSXで約5530億VND(約34億円)の売り越しとなった。個別ではフーニュアン・ジュエリー[PNJ]を約2214億VND(約13億7000万円)売り越した半面、ビナミルク[VNM]を約1240億VND(約7億7000万円)買い越した。
今後の見通しについて、証券会社は市場が1800ポイントの大底を維持し回復傾向にある点を好感している。短期的には変動が予想されるものの、指標の底打ちから1855ポイント、中長期的には1885から1890ポイント水準への上昇が期待されており、業績見通しが良好な銘柄への選別投資が推奨されている。


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