英国に本社を置く高級不動産コンサルティング会社のグローバル・ブランデッド・レジデンシズ(Global Branded Residences=GBR)が発表した報告書「ザ・ブランド・スタンダード(The Brand Standard)」によると、ベトナムのブランデッドレジデンス(ホテルなどのブランドを冠した高級住宅)は完成済み・開発中を合わせて68プロジェクト・1万6135戸に達し、アジア太平洋地域で首位、世界全体でも3位となった。
ベトナムの戸数は、世界全体ではアラブ首長国連邦(UAE)の8万4972戸、米国の7万1592戸に次ぐ規模となった。アジア太平洋地域では、タイ(1万4141戸)やインド(1万3908戸)を上回った。
ベトナム国内では完成済みの19プロジェクトに加え、ハノイ市、ホーチミン市、南中部地方ダナン市、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区、東北部地方クアンニン市ハロンなどで49プロジェクトが計画・進行中だ。中でも「メルキュール・レジデンシズ・ハロン(Mercure Residences Ha Long)」は2259戸を擁し、単一のブランデッドレジデンス事業としてアジア太平洋地域最大規模となっている。
ベトナム市場では全体の93%をホテルブランドが占め、75%がホテル併設型プロジェクトだ。主要運営事業者の中では、世界最大級のホテルチェーンである仏アコー(Accor)が完成済み2件および開発中16件を手掛け、強い存在感を示している。
なお、アジア太平洋地域全体では、ブランデッドレジデンスの価格はブランドを冠していない物件に比べて平均47%高く設定されている。富裕層の需要や観光インフラの拡充を背景に、同地域のブランデッドレジデンス市場は成長が続いている。


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