ベトナム水産加工輸出協会(VASEP)によると、2020年1-3月期のエビ輸出額は前年同期比+1.8%増の6億2860万USD(約670億円)で、うち日本への輸出額が同+8.4%増の1億3200万USD(約140億円)で全体の21%を占め最大だった。
米国向け輸出額は同+18.2%増の1億1550万USD(約124億円)でトップの伸び率だった。また、カナダ、英国、オーストラリア向けも2桁成長となった。
一方、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により欧州連合(EU)や韓国、中国への輸出はいずれも落ち込んだ。
インドやエクアドルなど世界上位の天然エビ生産国が新型コロナウイルスの流行や天候不順で生産が停滞していることを背景に、供給不足が予想されることから、今後のエビ価格は上昇すると見込まれる。