ベトナムで最も裕福な人物として知られる、不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)のファム・ニャット・ブオン会長は、ハノイ市で22日に開かれた2026年の年次株主総会で自身の日常を明かし、その飾らないライフスタイルで多くの人々を驚かせた。
億万長者のシンプルな日常
総会の質疑応答で「会長の普段の1日はどのようなものか」と尋ねられたブオン会長は、自身の生活は一般的な人々と大きく変わらないと答えた。朝起きて運動し、朝食をとってから出社する。そして午後の仕事を終えれば帰宅し、夕食を済ませて就寝するという、極めて規則正しくシンプルな毎日を送っている。
また、終業後に業務をこなすことは緊急時を除いてほとんどないという。ただし、巨大企業のリーダーという立場ゆえに仕事のことが頭から離れるわけではなく、「夜中に良いアイデアが浮かんだ際には、忘れないように即座にメモを取るようにしている」と語り、それ以外は至って普通の日常だと付け加えた。
ブオン会長は自身の生活ペースに加え、国家や企業の持続可能な発展に対する考えも共有した。人々が衣食住に困らない経済的な基盤を確保した上で、教養を深めて文明的な生活を送るという文化的な土台を持つことが不可欠だと強調した。時代とともに豊かさの基準が変化する中で、最も重要なのは「各人が自分の人生に満足することだ」と持論を展開した。
2026年に向けたグループの展望
なお、同日の総会では、2026年の売上高目標を前年比+46%増の485兆VND(約2兆9000億円)、税引後利益目標を同3倍増の35兆VND(約2100億円)とする計画が承認された。
傘下企業も高い成長目標を掲げており、電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(Vinfast)はEV30万台と電動バイク100万台の引き渡しを目指す。さらに、住宅開発最大手ビンホームズ[VHM](Vinhomes)や、国内トップの観光・リゾート・娯楽ブランドであるビンパール[VPL](Vinpearl)も、それぞれの分野で事業拡大と市場での地位固めを進めていく方針だ。


?1776942939)

印刷用ページ


