
7日のベトナム株式市場は、午前の取引で売りが先行したものの、午後に入ると証券株などに買い戻しが入り、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスは反発して取引を終えた。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは続落した。市場全体の流動性は依然として低水準にとどまっている。
インデックスおよび売買代金の動向
HSXのVNインデックスは、前日比+4.75ポイント(+0.26%)上昇の1848.25ポイントで引けた。午前中は売り圧力が強まり一時1830ポイントを割り込む場面もあったが、午後に入ると買い需要が回復し、下げ幅を縮小してプラス圏に浮上した。HSXの売買代金は同▲27%減少して16兆3703億VND(約1000億円)と低調だった。一方、HNXインデックスは同▲2.77ポイント(▲0.93%)下落の293.74ポイントとなった。HNXの売買代金は同▲0.9%減の1兆2949億VND(約80億円)だった。
セクター別および大型株の動向
HSXでは、証券セクターが相場回復の原動力となり、ヴィエティンバンク証券[CTS]が+6.84%とストップ高水準まで急伸したほか、FPT証券[FTS]が+5.39%、アグリバンク証券[AGR]が+5.26%、ティエンフォン証券[ORS]が+5.04%と軒並み上昇した。
HNXでもバオベト証券[BVS]が+9.85%、MB証券[MBS]が+7.21%と好調だった。エネルギー関連株にも資金が流入し、PC1グループ[PC1]が+5.11%、ペトロベトナム製油石化[BSR]が+3.19%上昇した。銀行株ではLPバンク[LPB]が+4.87%上昇して相場を下支えした。
一方で、マサングループ[MSN]が▲2.70%、ビンホームズ[VHM]が▲2.60%と下落し、指数の上値を重くした。フーニュアン・ジュエリー[PNJ]は売り圧力が継続し、3営業日連続となるストップ安(▲6.96%)を記録した。HNXではタイホールディングス[THD]が▲7.62%下落し、指数の足枷となった。
海外投資家の動向と今後の見通し
海外投資家はHSX全体で約430億VND(約3億円)の小幅な買い越しに転じた。個別ではビンホームズ[VHM]に対して約2030億VND(約12億円)、マサングループ[MSN]に対して約1820億VND(約11億円)の強い売り越しが見られた。HNXでも約90億VND(約5500万円)の買い越しとなった。
証券会社は今後の見通しについて、市場は明確な上昇動力を欠いており、当面は1840から1850ポイント付近の狭い範囲でもみ合いが続くと予測している。前週から売り圧力が広がり、投資家の様子見姿勢が強まる中、短期的には4~6月の業績見通しが良好な銘柄などへの選別投資やリスク管理の徹底が推奨されている。


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