WBがGDP成長率予想を上方修正した理由として、個人消費や投資の増加により内需の回復が続いていることなどが挙げられる。またWBは、インフレ率が 低い水準に抑制されていることから、短期的に見てベトナム国家銀行(中央銀行)が金融引き締め政策を実施する可能性は低いとしている。
その他の経済指標予想値は、◇消費者物価指数(CPI)上昇率:+1.5%(2015年)・+3.0%(2016年)、◇対GDP経常収支比 率:0.1%(2015年)・▲0.2%(2016年)、◇対GDP財政赤字比率:▲6.9%(2015年)・▲6.4%(2016年)、◇対GDP公共 債務残高比率:61.3%(2015年)・63.2%(2016年)となっている。