不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(Vinfast)は6日、インドネシアの首都ジャカルタで、現地の輸送ソリューション提供企業2社との間で、EV計2万台の供給に関する覚書(MOU)を締結した。
またビンファストは同日、インドネシアの電動バイク代理店6社との間でも戦略的提携に関するMOUを結び、同国での市場拡大を加速させている。
輸送サービス向けにEV2万台を供給
ビンファストは、インドネシアの輸送ソリューション提供企業であるサトゥ・コソン・トゥジュ(PT. Satu Kosong Tujuh)とスンビラン・ブヌア・アバディ(PT. Sembilan Benua Abadi)の2社に対して、2028年までに合計2万台のEVを供給する。
スンビラン・ブヌア・アバディが2027年までに1万台、サトゥ・コソン・トゥジュが2028年までに1万台を購入し、輸送サービスに投入する予定だ。対象となる車種は、輸送サービス向けに開発された「ネリオグリーン(Nerio Green)」と「リモグリーン(Limo Green)」の2モデルとなる。
電動バイク市場にも本格参入、現地代理店6社と提携
ビンファストは同日、2026年4~6月の電動バイク発売に向けて、インドネシアの電動バイク代理店である◇IBモーター(PT. IB Motor)、◇セントリック(PT. Sentrik)、◇アクサラ・マラニ(PT. Axara Marani)、◇スクセス・スジャティ・インドネシア(PT. Sukses Sejati Indonesia)、◇タングー・インティ・モーター(PT. Tangguh Inti Motor)、◇キキ・モーター・プルサダ(PT. Kiki Motor Persada)の計6社とMOUを締結した。
ジャボデタベックや西ジャワ、東ジャワ、バリなどの戦略的地域にショールームを開設する計画だ。初期段階では、バッテリー交換モデルを採用した電動バイク「フラッツ(Flazz)」、「エボ(Evo)」、「フェリスII(Feliz II)」、「バイパー(Viper)」を販売し、現地のインフラや消費者の習慣に合わせてカスタマイズした新モデルも順次追加していく。
インドネシアでEV事業を拡大
ビンファストはインドネシア市場参入からの約2年間で、多様なEVセグメントのモデルを展開してきた。現在は西ジャワ州スバン県で工場建設を進めているほか、EV充電インフラ整備を手掛けるV-GREENグローバル充電スタンド開発会社(V-GREEN)との協力で充電インフラの開発にも注力している。
2026年にはインドネシアのほか、フィリピン、インド、タイ、マレーシアの5か国で電動バイク事業の展開を強化する方針だ。


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