
週明け27日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)およびハノイ証券取引所(HNX)ともに売り優勢の展開となった。一部の大型株に買いが集まったものの、証券株を中心とする広範なセクターで強い売り圧力が広がり、VNインデックスは大幅な続落で取引を終えた。
インデックスと売買代金の動向
VNインデックスは前日比▲17.10ポイント(▲1.01%)の1669.01ポイントで引け、続落した。午前の大半は上昇を維持したものの、午後遅くに売り圧力が急増しマイナス圏に転落した。HNXインデックスも前日比▲3.64ポイント(▲1.33%)の269.35ポイントと続落した。HSXの売買代金は約14兆5754億VND(約900億円)、HNXの売買代金は約8965億VND(約56億円)といずれも薄商いが続き、市場全体の様子見姿勢が強かった。
セクターおよび個別株の動向
市場の関心を集めたのは、密輸事件の余波で下落が続いていたフーニュアン・ジュエリー[PNJ]だった。この日は序盤から強い買いが入り、前日比+6.99%のストップ高で引けた。
一方、証券株は売り浴びせの中心となり、VNダイレクト証券[VND](▲6.97%)やヴィエティンバンク証券[CTS](▲6.98%)などがいずれもストップ安まで急落した。
銀行株も広範に調整し、ベトナム投資開発銀行[BID]が▲3.61%下落した。例外として、LPバンク[LPB]は+3.05%上昇した。
不動産株では、ビングループ[VIC](+0.19%)やビンホームズ[VHM](+0.77%)が小幅高となったものの、ベカメックスグループ[BCM]が▲6.90%と大きく沈んだ。
海外投資家の動向
海外投資家は市場全体で約7800億VND(約48億円)の大幅な売り越しとなった。HSXでは約7320億VND(約45億円)の売り越しとなり、VPバンク[VPB]が約960億VND(約6億円)、テクコムバンク[TCB]が約720億VND(約4億4000万円)売り越された。一方、買い越しのトップはLPBで約700億VND(約4億3000万円)が流入した。
今後の見通しと背景
今回のVNインデックス下落は、テクニカル的な上値の重さに加え、一部大型株の急落が投資家心理を冷やしたことが背景にある。多くの銘柄が大幅に値を下げているものの、底値買いの動きは限定的であり、売買代金の水準が示す通り市場は慎重な姿勢を崩していない。テクニカル指標も短期的な見通しが依然として厳しいことを示唆しており、当面はボラティリティの高い展開が予想される。


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