
18日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)とハノイ証券取引所(HNX)の主要両指数がともに反発した。VNインデックスは前日比+4.56ポイント(+0.26%)高の1732.02ポイント、HNXインデックスは同+3.68ポイント(+1.32%)高の282.32ポイントで取引を終えた。
朝方は原油高を背景とした買いが広がり、VNインデックスは一時20ポイント超上昇する場面もあったが、午後は上げ幅を急速に縮小した。売買代金はHSXが前日比+7.1%増の14兆8724億VND(約900億円)、HNXが同+33.2%増の8284億VND(約50億円)となり、両市場合計で15兆7008億VND(約950億円)と回復傾向を見せたものの、依然として薄商いが続いている。
石油・ガス関連が急騰も金融セクターに売り圧力
セクター別では、石油・ガス関連株が市場を大きく牽引した。北海ブレント原油価格が1バレルあたり90USD(約1万4300円)を突破したことで、関連銘柄に資金が集中した。なかでも金庫株の売却計画を発表したペトロリメックス[PLX]はストップ高となり、ペトロベトナムガス[GAS]やペトロベトナム製油石化[BSR]も大幅高を記録した。大型株ではビングループ[VIC]が指数の上昇に大きく貢献した。
一方、午後に入ると銀行や証券などの金融株を中心に売り圧力が増した。LPバンク[LPB]やテクコムバンク[TCB]、SSI証券[SSI]、サイゴンハノイ証券[SHS]などが下落に転じ、市場全体の重石となった。
海外投資家は売り越し基調を維持
海外投資家の取引動向は、HSXにおいて7686億VND(約47億円)の売り越しとなり、4営業日連続で売り越しを記録した。売却は主にVIC(1510億VND=約9億2000万円)やVPバンク[VPB](1170億VND=約7億1000万円)などに集中した。
一方、HNXにおいては102億VND(約6200万円)の買い越しとなったが、市場全体のセンチメントを改善するには至らなかった。買い手と売り手の様子見姿勢が続いており、出来高の低迷が今後の上値を抑制する要因となっている。当面は原油価格の動向や海外投資家の売り圧力を睨みながら、狭いレンジ内でもみ合う展開が続くものと予想される。
個別企業の動向では、テーゾイジードン投資[MWG]傘下で携帯電話・家電小売の中核を担うディエンマイサイン投資[DMX]が8月6日にHSXへ新規上場した。上場後は海外投資家の買い越しが目立ち、高い関心を集めている。
また、親会社のMWGにおいては、食品小売チェーン「バックホアサイン」が北部市場への本格進出とともに1〜3月に過去最高益を記録するなど、各主力事業が好調に推移している。親会社の連結利益も過去最高水準を更新する計画となっており、グループ全体の収益拡大が今後も市場の好材料として注目される。


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