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前日大きく反発して年初来高値を更新したホーチミン市場は、マクロ経済が堅調なこと、上場企業における外国人投資家保有比率上限を緩和する政令が公布されたこと、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)妥結への期待が高まっていることなどを背景に、+3ポイントプラスで寄り付き、朝方マイナスで寄り付いたベトコムバンク[VCB]やベトナム投資開発銀行[BID]が一気に上昇して、インデックスは618目前まで上昇。若干下げ戻したものの614で揉み合いが続き、+10.73ポイント(+1.77％)高の616.43、2日連続の大幅上昇で引けた。売買高は前日比で+30％増加した。

銀行株6銘柄のうち、サコムバンク[STB]を除く5銘柄が上昇。前日ストップ高したVCBは+3000VND高、BIDは+1200VND高と大きく上昇した。証券株のホーチミン市証券[HCM]、サイゴン証券[SSI]も堅調。保険関連のバオベトグループ[BVH]も前日に続き大きく値を上げた。前日17日に反発した日越医療機器[JVC]は2日連続ストップ高。ホアンフイサービス投資[HHS]は朝方大きく値を下げたものの、5営業日ぶりに反発。2日連続ストップ安していたTMT自動車[TMT]も、3日ぶりに上昇した。一方、不動産銘柄は値動き少なく、ビングループが小幅に値を上げたが、ホアン・アイン・ザライ[HAG]は小幅に下げた。

ハノイ市場も活発な取引で、+0.94ポイント(+1.08％)高の87.70で続伸。サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]が売買高トップで上昇、アジアコマーシャル銀行[ACB]も大きく値を上げてインデックスを牽引した。証券株は、VNダイレクト証券[VND]やIB証券[VIX]が利益確定売りで小幅に下げる一方、サイゴンハノイ証券[SHS]、ウォールストリート証券[WSS]の上昇が目立った。