ベトナム現地から生の情報を毎日発信！
ベトナム企業、経済ニュースの「ベトナム株・経済情報」

  

  

前日反落したホーチミン市場は、前夜の米国株安を受けてマイナスで寄り付き、その後プラスに浮上するも、投資家は慎重姿勢を崩さず売買高は低調で、555付近で揉み合いに。しかし、軍隊商業銀行[MBB]が突如活発に取引されて一段値を上げたほか、上場投信FTSEへ新たに組み入れられたベトナム投資開発銀行[BID]が外国人投資家に強く買われて上昇すると、ベトコムバンク[VCB]などの銀行株が次々上昇してインデックスを牽引。後場にはBIDがストップ高するなど銀行株が更に値を上げたほか、ペトロベトナムガス[GAS]、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]などの主力株が上昇してインデックスを押し上げ、+11.79ポイント(2.12％)高の566.72で引け、反発した。売買高は前日比で+51％増に。全310銘柄中上昇銘柄は半数以上の168に達した。

金融関連では、サイゴン証券[SSI]、ホーチミン市証券[HCM]が揃って上昇したほか、前日に続きバンブーキャピタル[BCG]が活発に取引されて2日連続ストップ高した。不動産株も堅調で、FLCグループ[FLC]、ダットサイングループ[DXG]、アンズオンタオディエン不動産商業投資[HAR]などが上昇。また、前日までにゴールドマン・サックス(Goldman Sachs＝GS)に対して発行した社債からの転換株式を金庫株として全株(981万株)を買い取ったと発表したホーチミン市インフラ投資[CII]が活発に取引され、朝方から上昇した。

ハノイ市場は、アジアコマーシャル銀行[ACB]大きく上昇してインデックスを牽引、+1.27ポイント(+1.67％)高で3日ぶりに反発した。売買高トップのFLC国際投資[KLF]が上昇したほか、ハノイ南部住宅都市投資開発総公社[NHA]が突如活発に取引されてストップ高。一方、ベトナム企業投資開発[FID]が引き続き強く売られ、3営業日連続でストップ安した。