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前日反発したホーチミン市場は、国家資本投資経営総公社(State Capital Investment Corporation＝SCIC)の出資回収が発表され大幅上昇後、前日下げ戻していたビナミルク[VNM]がマイナスで寄り付いた後大きく反発してインデックスを牽引。ベトコムバンク[VCB]、ベトナム投資開発銀行[BID]、ヴィエティンバンク[CTG]、バオベトグループ[BVH]など金融株やペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]が上昇し、インデックスは595～597を推移。後場に入って600を2回テストした直後、VCB、BVHが急落してインデックスを押し戻したが、+0.62ポイント(+0.10％)高の593.02で引け、続伸した。売買高は前日から2割増しとなり、不動産株を中心に活発に取引された。

不動産株は、売買高トップのFLCグループ[FLC]、外国人投資家に強く買われたホアンクアン不動産商業コンサルティング[HQC]が堅調。また、港湾関連の上昇が目立ち、カットライ港[CLL]、ディンブ港湾投資開発[DVP]がストップ高した。一方、朝方上昇していた金融関連は終盤の下げが目立ち、保険株は4銘柄すべて下落。朝方堅調だったホーチミン市証券[HCM]も下げに転じた。自社株買い登録以降3日連続ストップ高していた日越医療機器[JVC]は引き続き上昇を維持。VNMと同じくSCICの出資回収対象となっているビンミン・プラスチック[BMP]、FPT情報通信[FPT]も上昇している。

ハノイ市場は、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、アジアコマーシャル銀行[ACB]が小幅に下げたものの、ペトロベトナムコーティング[PVB]が大幅上昇したほか、郵便保険株式総公社[PTI]がストップ高してインデックスを押し上げ、+0.04ポイント(+0.05％)高で引け3日続伸。前日まで3日連続で海外投資家に買われたタンロン投資グループ[TIG]が国内投資家に活発に取引されて大幅上昇。この2週間大きな値動きがなかったキムビーステンレス製造輸出入[KVC]が突如ストップ高した。