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前日3日続伸したホーチミン市場は、僅かにプラスで寄り付き、世界の原油価格が下落したことを受けてペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]が下落したほか、ベトコムバンク[VCB]、ベトナム投資開発銀行[BID]が下落してインデックスはマイナスに転落するも、ビナミルク[VNM]やFPT情報通信[FPT]、ビンミン・プラスチック[BMP]、バオミン保険株式公社[BMI]といった国家資本投資経営総公社(State Capital Investment Corporation＝SCIC)の出資回収対象銘柄が大幅上昇してインデックスを押し上げた。特にVNMが外国人投資家枠を撤廃する方針との情報で、VNM株が大きく上昇していたが、3日続伸により主力株を中心に利益確定売りが優勢になる中、VNMがプラスを維持しながらも大きく下げ戻したことで、インデックスは急落。▲4.16ポイント(▲0.70％)安の590.45で引け、3営業日ぶりに反落した。下がり銘柄数は全体の半分近くに達した。

銀行株はエクシムバンク[EIB]を除く5銘柄が値を下げる一方、保険株は堅調で、BMIがストップ高、ペトロリメックス保険株式総会社[PGI]など残り3銘柄も上昇。証券株はホーチミン市証券[HCM]、サイゴン証券[SSI]そろって下落。不動産株も取引は活発だったが、売買高トップのFLCグループ[FLC]やホアン・アイン・ザライ[HAG]、ビングループ[VIC]など大半が値を下げている。今週に入って取引が活発化しているHAI農薬[HAI]は小幅高で3営業日続伸した。

ハノイ市場は、▲0.38ポイント(▲0.47％)安で4日ぶりに反落。ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]が小幅に上昇したが、アジアコマーシャル銀行[ACB]、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]が値を下げたほか、証券株が軒並み下落した。前日まで5営業日続落のハノイ南部住宅都市投資開発総公社[NHA]はストップ安。一方、保険業のPVIホールディングス[PVI]の上昇が目立った。