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前週末続伸で引けたホーチミン市場は、朝方680を試すも、市場に材料なくマイナスへ転落。ビナミルク[VNM]が下落するとインデックスもじりじりと下げ、▲6.15ポイント(▲0.91％)安の673.05で引け、3営業日ぶりに反落した。ペトロベトナムガス[GAS]、ベトコムバンク[VCB]、ビングループ[VIC]などの主力株が下落。マサンインベストメントグループ[MSN]が大幅安(▲4.19％)してインデックスを押し下げた。売買代金は2兆2300億VND(107億円)、前日比で+33.6%増加した。

売買高トップのFLCグループ[FLC]は、外国人投資家に550万株売られたものの小幅高で3日続伸。前週2日連続ストップ高したファロス建設[ROS]が引き続きストップ高近くまで上昇し3日続伸。ROSは直近1週間で+21％高、直近1か月で+117％高している。業界別で見ると、銀行株は軟調で、上昇はヴィエティンバンク[CTG]の1銘柄のみ。自動車・タイヤ関連株も軟調、横ばいのベンタインゴム[BRC]以外はいずれも下落した。一方、鉄鋼株は上昇が目立ち、ホアファット鉄鋼グループ[HPG]、ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、SMC投資貿易[SMC]、ナムキム鉄鋼[NKG]、ティエンレン鉄鋼グループ[TLH]が堅調。SMCは6営業日続伸、直近1週間で+16％高、直近1か月で+40％高した。前週急伸した天然ゴム株はまちまち、クアンナムゴム投資[VHG]が大幅高で3営業日続伸、フオックホアゴム[PHR]も上昇。ドンフーゴム[DPR]、タイニンゴム[TRC]が下落した。

ハノイ市場は、終盤で回復の兆しが見えたものの、▲0.28ポイント(▲0.34％)安の80.91で続落。アジアコマーシャル銀行[ACB]、ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ビナコネックス[VCG]、VCS高級クオーツストーン[VCS]が揃って下落。ベトナム石炭鉱産グループ(Vietnam National Coal Mineral Industries Group＝Vinacomin)が業者向け石炭販売価格の引き上げを決定したことで、ビナコミン・ヌイベオ石炭鉱[NBC]、ビナコミンカオソン石炭[TCS] 、デオナイ石炭鉱業[TDN] 、ハトゥ石炭鉱業[THT] 、ビナコミン・バンザイン炭[TVD]が3営業日ストップ高するなど、石炭株の上昇が目立った。