バイク市場調査会社のモーターサイクルズデータ(Motorcycles Data)によると、2025年のベトナムバイク市場は力強く成長し、販売台数は前年比+14.9%増の約340万台へと増加して、インドネシアに次ぐ、東南アジア第2位の規模となった。
地域最大市場のインドネシアは、販売台数655万台で首位を維持したものの、成長率は同+0.6%増にとどまった。フィリピンは237万台(前年比+2.8%)、タイは173万台(同+9.8%)、マレーシアは61万3893台(同+3.5%)だった。
ベトナムでは、電動バイクの急拡大が市場構造を再編している。国内企業に加え、中国系企業が電動バイクへの投資を加速させ、環境規制の強化が追い風となった。ハノイ市が2026年中旬から内燃機関車両の制限を計画していることも、電動化の加速に拍車をかけている。
競争が激化する中、電動専業メーカーが既存大手に圧力をかけている。これまで市場をリードしてきたホンダ(Honda)のバイク販売台数は前年比+4.6%増の224万5562台の小幅な増加にとどまり、シェアは66.0%となった。
一方、不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)・電動バイクメーカーであるビンファスト(VinFast)のバイク販売台数は同5.7倍増の40万6453台と急成長し、シェアの12%を占めて、2番手に浮上した。
モーターサイクルズデータによると、この他の電動バイクメーカーでは、台湾系ディバオ(Dibao)が+75.0%、中国系ヤディア(Yadea)が同+61.6%、地場系ペガ(Pega)が同+60.0%と高い伸びを示した。


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