ベトナム国家銀行(中央銀行)ホーチミン支店によると、2025年における在外ベトナム人(越僑)による同市への送金額は前年比+8.3%増の103億4000万USD(約1兆6400億円)に達し、過去最高を更新した。
同支店は、海外送金が外貨需給の均衡や通貨市場の安定を支える重要な財源になっていると評価した。送金経路をみてみると、経済団体を通じた送金が約74億3000万USD(約1兆1800億円)と全体の71.8%を占めた。一方、金融機関経由は約29億2000万USD(約4600億円)で、同28.2%にとどまった。
地域別では、アジアからの送金が最大で約50億6000万USD(約8000億円)と全体の48.9%を占め、日本や韓国、台湾、ASEAN諸国など、長期就労者が多い伝統市場の安定性が反映された形となった。
米州からの送金は約33億USD(約5250億円)で31.9%を占め、前年比+11.8%増となった。米国やカナダの越僑による投資・家族支援目的の送金増が背景にある。
このほか、欧州は約9億2100万USD(約1460億円)、大洋州は約8億9400万USD(約1420億円)で、いずれも2桁成長となった。規模は小さいものの、アフリカは前年比+39.3%増と最も高い伸び率を記録した。
同支店は、アジアと米州が全体の8割超を占める構造が続いているとした上で、他地域の伸びにより送金源の多様化が進んでいると分析している。


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