ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)とベトナムネット(Vietnamnet)はこのほど、ベトナム企業成長率トップ500社ランキング「FAST500」の2026年版を発表した。表彰式は4月にホーチミン市で開催される予定だ。
ランキングの評価基準とトップ10企業
このランキングは、2021~2024年における売上高の年平均成長率(CAGR)、総資産、株主資本、税引前利益、メディアによる信頼度などに基づいて作成されている。FAST500の発表は2011年から始まり、今回が16回目となる。
FAST500のトップ10は以下の通り。
◇1位:ガンティングループ(Ngan Tin Group)
◇2位:ホップルック機電(Hop Luc Electromechanical)
◇3位:欧州木材プラスチック投資開発(European Wood Plastic Development And Investment)
◇4位:ホンゴックハー観光商業建設(Hong Ngoc Ha Tourism Trading Constructing)
◇5位:タンソンニャット空港サービス[SAS](Sasco)
◇6位:FPTロンチャウ(FPT Long Chau)
◇7位:外国貿易物流・倉庫(The Foreign Trade Freight Forwarding And Warehousing=Vietrans)
◇8位:TDIグループ(TDI Group)
◇9位:ドアンサ倉庫・運輸[DXP](Doanxa Port)
◇10位:ベトラベル[VTR](Vietravel)
FAST500に選出された企業の2021~2024年における売上高のCAGRは23.5%となり、前回の2020~2023年の22.0%と比べて+1.5%pt上昇し、軽微な回復の兆しを見せた。主なセクター別のデータは以下の通り。
◇民間企業:+24.1%
◇国営企業:+23.7%
◇外資系企業:+20.9%
事業計画の達成状況と経済見通し
ベトナムレポートの調査によると、2025年に事業計画を達成または超過した企業の割合は63.0%と高水準を維持した。しかし、2024年と比較すると、売上高や利益の目標が未達だった企業の割合も増加しており、企業間の二極化が鮮明になっている。
2026年の経済見通しについては、企業の22.9%が+7.5%未満の成長と予測する一方、20.0%が+10%以上の成長を予測しており、全体的な期待値は以前と比べて上昇傾向にある。
成長への課題とAI活用
企業が直面する最大の課題として、調査対象企業の74.1%が貿易摩擦や地政学的な変動を挙げたほか、70.4%がエネルギーおよび原材料価格の変動と回答した。一方で、今後の成長の原動力として人工知能(AI)の活用が注目されている。
特に金融分野ではAIによる強力な影響が予想されるが、製造や不動産分野などではまだ画期的な影響は生じていないとみられている。


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