
12日のベトナム株式市場は、鉄鋼・建設株が買われる一方、大型不動産株や石油・肥料株が売られ、セクター間で明暗が分かれた。ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスは前営業日比▲14.11ポイント(▲0.81%)安の1720.98ポイントと4日続落した。ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは同+3.09ポイント(+1.18%)高の264.69ポイントと続伸した。HSXの売買代金は同▲52.9%減の12兆9779億VND(約790億円)、HNXも同▲34.7%減の6782億VND(約41億円)と急減した。
鉄鋼・建設株に資金流入
鉄鋼株ではホアファットグループ[HPG]が+2.99%、ホアセングループ[HSG]が+3.54%、ナムキム鉄鋼[NKG]が+6.89%、HNX上場のベトドゥック鋼管[VGS]が+7.64%上昇した。国内鋼材価格が安定する中、鉄鋼株に見直し買いが入った。
建設株もホーチミン市インフラ投資[CII]が+2.93%、デオカー交通インフラ投資[HHV]が+2.86%上昇した。
銀行株はまちまち
銀行株ではサイゴンハノイ銀行[SHB]が+4.00%、VPバンク[VPB]が+2.52%、アジアコマーシャル銀行[ACB]が+1.49%上昇した半面、シーバンク[SSB]は▲3.27%下落した。
大型不動産株と石油・肥料株が下落
ビングループ[VIC]が▲2.88%、ビンホームズ[VHM]が▲3.18%と下落し、VNインデックスを押し下げた。一方、ノバランド不動産投資グループ[NVL]は+1.83%と逆行高だった。
石油・ガス株のペトロリメックス[PLX]は▲3.08%、ペトロベトナムガス[GAS]は▲2.11%、肥料株のペトロベトナム・カマウ肥料[DCM]は▲3.16%下落した。
PNJストップ安、海外勢の売り越し続く
フーニュアン・ジュエリー[PNJ]は、ダイヤモンドの品質検査結果を好感した前営業日のストップ高から一転、▲6.92%安の1万8150VND(約111円)とストップ安になった。
海外投資家はHSXで約5840億VND(約36億円)、HNXで約360億VND(約2億2000万円)を売り越した。テクコムバンク[TCB]やPNJへの売りが目立った。
一方、HPGは約1280億VND(約7億8000万円)の買い越しとなった。HPGが同日発表した1~9月期の粗鋼生産量は前年同期比+35%増の1070万tに達した。VPBは6営業日続伸し、約1年ぶりの高値を付けた。目先は大型株の売り圧力と海外勢の売り越しが重石となる一方、鉄鋼・銀行株への買いの広がりと売買代金の回復が焦点となる。


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