
27日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが不動産株などの大幅な下落に押されて続落して取引を終えた。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは続伸した。
インデックスと売買代金の動向
VNインデックスは前日比▲9.75ポイント(▲0.52%)下落の1874.43で引けた。HSXの売買代金は24兆2235億VND(約1460億円)と前日から増加した。
全体的に売り圧力が強まる中、大型株で構成されるVN30指数の下落が目立ち、相場の重しとなった。HNXインデックスは前日比+4.08ポイント(+1.47%)上昇の282.23となった。HNXの売買代金は7474億VND(約45億円)だった。
大型株とセクター別の動き
HSXでは、ビンホームズ[VHM]が▲4.16%、ビンコムリテール[VRE]が▲4.43%、ビンパール[VPL]が▲4.18%、ビングループ[VIC]が▲1.03%下落するなど、同グループの銘柄が軒並み急落して指数を大きく押し下げた。
不動産や証券、原材料セクターも全体的に軟調な推移となった。半面、銀行株には資金が向かい、TPバンク[TPB]が+2.85%、ベトナム国際銀行[VIB]が+2.77%、シーバンク[SSB]が+2.58%、テクコムバンク[TCB]が+2.28%上昇し相場を下支えした。また、電力セクターも堅調で、ベトナム電気建設[VNE]が+6.99%のストップ高を記録した。
海外投資家の動向と今後の見通し
海外投資家はHSXで8120億VND(約49億円)の大幅な売り越しとなった。個別では、ビンホームズ[VHM]を2201億VND(約13億3000万円)、ホアファットグループ[HPG]を1406億VND(約8億5000万円)売り越した一方で、マリタイムバンク[MSB]を1040億VND(約6億3000万円)買い越した。
今後の見通しについて証券会社は、市場は明確なトレンドを欠き、1870から1890ポイントの狭いレンジでもみ合いが続いていると分析している。当面は大型株に対する売り圧力が警戒されるため、1850ポイントの支持線を試す展開を想定しつつ、資金が流入している銀行株などへの選別投資が推奨されている。


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