ロンアン省人民委員会はこのほど、クロネンブルグ合弁会社に投資証明書を発給した。同社はベトナムたばこ総公社(ビナタバ)と英スコティッシュ&ニューキャッスル社の合弁企業で、年産1億5,000万リットルのビール工場をロンアン省デゥックホア郡の6ヘクタールの敷地に建設する。今年3月着工の予定。投資額は7,500万米ドル(約90億円)で、2社が半額ずつ出資する。
現在ベトナムには、約300のビールおよびアルコール飲料生産工場があり、多くの企業が生産規模の拡大に乗り出している。サイゴン・ビア・アルコール飲料総公社(サベコ、SABECO)は、約2兆ドン(約150億円)を投じてホーチミン市クチ郡でビール工場建設を進めている。また、ハイネケンやタイガービールなどを生産しているベトナムビール社は、年産能力を現在の1億5,000万リットルから2億3,000万リットルに増大する予定だ。ベトナム乳業株式会社(ビナミルク)[銘柄コード:VNM]とサブミラーアジアBV社との合弁により設立されたサブミラーベトナム合弁会社は、4,500万米ドル(約54億円)を投じて年産1億リットルのビール工場を建設、年内に生産を開始する予定だ。